〝無駄のノア〟……膨大な魔力を持ちながら「聖具」と契約できず、魔法が使えないノアは、魔法学園内で激しいイジメを受けていた。
勇者でもあるアレス王子からサンドバッグのように扱われ、幼なじみのアテナ、義理の妹・アルテミスからも絶縁され絶望するノアだったが、ある事件がきっかけでその無限の能力に気づく。
〝無駄〟から最強へ……力を手に入れたノアが目指すのは勇者を操り、国を操り、自らを虐げた人々への復讐。
黒幕としての暗躍がついに始まる。
『無駄の従者』を読んでいただきまして、誠にありがとうございます。
この話のテーマは「黒幕」ですね。
本当に世界を支配するのは魔神と正面から戦う勇者ではなくて、その影に隠れて操る黒幕であることに焦点を当ててみました。
脇役の、脇役による脇役のための物語です。
これからもよろしくお願いします。
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